秋~冬も油断できない!「かくれ脱水」に注意

皆さん、こんにちは。 森谷です。

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過ごしやすい季節の到来です。しかし高齢者にとって、秋から冬は、「寒さ」におびえる季節の到来でもあります。涼しくなった途端に、「寒いから」「冷え性だから」と、何枚も下着を重ね着し、さらにシャツ、セーター、上着と、目いっぱい着込んだ状態で過ごしておられる方が、皆さんのご利用者のなかにもいるのではないでしょうか。

高齢者の場合、夏だけでなく、秋から冬にかけても、脱水症状に陥ることがしばしばあり、脱水による救急搬送の件数では、夏に続いて「第2のピーク」がこの時期だと言われています。汗をかきにくい、水分補給が必要な状態になっていても、身体がそれを感知しない――それだけ身体機能が低下しているのが高齢者です。要介護高齢者となれば、なおさらのこと、涼しくなったからといって、水分補給を怠ってはいけません。

「夏でもなく、野外でもない」環境で起こる脱水を「かくれ脱水」といいます。なかでも、高齢者で、糖尿病や高血圧などの持病があったり、栄養不良、肥満気味の方は、かくれ脱水になるリスクが高くなります。

高齢者が熱中症になりやすい理由
高齢者が熱中症にかかりやすい原因は、上記の環境に加え、体温を調節する機能が低下しているうえ、水分の摂取量が少ないことが原因です。私たちは、大気温が上がり暑く感じると汗をかきますが、汗をかくことで体温を調整しているのです。しかし、高齢になると、発汗機能なども低下するため、汗が出にくくなります。
また、体内の水分が不足すると、一般には脳が水分補給の指令を出し、「のどが渇いた」状態になりますが、高齢者はこの働きも弱まります。つまり、身体に熱を貯め込んだまま、どんどん体内の水分が失われる状態なのです。さらに、通常は体内の水分量が低下すると、水分を体外に排出しないよう脳が命令を出しますが、高齢者は腎機能も低下しているので、尿として排出されてしまい、体内の水分はますます減少してしまいます。

水分補給がおっくうにならない環境づくりを
のどの渇きを訴えない高齢者に、こまめな水分補給を「おっくう」だと感じない環境づくりが大切です。
食事から摂れる水分以外にも、1日1.5L以上の水分を補給する必要があります。しかし、のどの渇きを訴えず、トイレの回数が増えるのを嫌がる高齢者は多いもの。
そこで、一工夫して、夏は温・冷2種類の水分を、1日の初めに用意しましょう。
1つは500ml程度入る保温できるマグカップ(ステンレス製のマグ)に、お茶など、好みの飲み物を用意しておきます。ご自分でお茶を淹れられる方なら、お湯だけ用意しておきます。
もう1本は、ペットボトルに水を用意し、こちらは服薬用に使用します。電解質飲料(スポーツドリンクなど)を薄めたものなら、なおよいでしょう。ペットボトルには、伊藤園の500ml入りのペットボトルのように、10mlずつ目盛が刻んであり、飲んだ容量が一目でわかるようになっているものがあります。これなら、飲んだ量が一目で把握できるので、水分量の管理にも役立ちます。
あらかじめ飲み物がそばに用意してあれば、面倒がらずに飲んでくれることが期待でき、あとでヘルパーやご家族が飲んだ量を把握できます。
あとは、継続していただくため、「トイレに行きたくなるのは健康な証拠!」「今日はこんなに飲んでいただいて、これで脱水も防げ、血液サラサラですね」など、励ましの言葉をご家族からも常にかけていただくことが大切です。

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