原油価格が急伸・・・

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タイトルの文字がニュースになっていました。

また、ガソリンや灯油が上がる予告編です。

誰が、価格を決めているか ?

OPEC(石油輸出国機構)をご存じの方も多いと

思います。

OPECは1960年に原油の産油国である

サウジアラビア・イラン・イラク・クウェート・ベネズエラ

の5つの国が一緒になって作りました。

何故こんな組織を作ったのかと言いえば

アメリカの石油系大手企業が関係してきます。

第二次世界大戦前からアメリカ石油系大手企業が

石油産油国世界一で、世界の80パーセントを占めて

いました。

アメリカ石油系大手企業というのは通称、『メジャー』

と呼びます。

ガソリンスタンドでよくみるエクソンモービル、

シェルなどをメジャーと呼びます。

アメリカでそんなに原油埋蔵量があったわけではなく、

原油を取る量が世界一だったのです。

取りに行くのは、中東です。

中東の石油です。中東では沢山の原油が埋もれてたの

ですが、原油があっても掘り出す技術がありません。

そこで、アメリカのメジャーが原油を掘り、精製し、販売

までも行うという方法で世界一になったのです。

中東では原油を掘らせてあげる代わりに利権料と

税金を受け取っていました。

しかし、1950年代に入ると、中東やロシア(当時はソ連)でも

原油を掘り出し販売を始めたのです。

これによってアメリカの独占状態が崩れ出します。

供給過剰も生まれました。

産油国が多くなり市場に多く石油が供給され

過ぎて石油の値段がどんどん落ちて行って

しまったのです。

そこでアメリカのメジャーは、一方的に中東の原油価格

の引き下げを行ったのです。

勝手に価格を引き下げられたら、中東ではお金が全然

儲かりません。そこで勝手な事が起きないように中東

にある国々が一緒になって、OPECという組織を作った

わけです。

今ではOPECに加盟している国は14ヶ国にのぼります。

さて、時は現代。

原油の値段が落ちてしまうとOPECに加盟している国だけ

でなく、OPECに加入していない国も原油の採算が取れ

なくなってしまいます。

そこでOPECも非加盟国も一緒に協力して原油の生産量を

減らそうと話し合い、今日に至りました。

需要・供給の世界です。

供給量が減れば価格は高騰します。

ただ、非加盟のアメリカはこの話し合いには参加しておらず

協力していないのでこの先不透明という事です。

農産物のような天候での価格変動ではなく

利権が渦巻く意図的な価格変動です。

まさに、「世界のカルテル」です。

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